父がバブル崩壊直後まで家電量販店店長などを歴任するなど、一貫した電器屋畑を歩んでいたのも、今では業界再編の嵐を知ってか知らぬか、取付業オンリーで今に至っているのですが、その父が残した往時の痕跡とも言えるものが、自室や実家の自室に残っています。
まず、1つ目は、電子冷却はちまき。
これを知っている人は多分ほとんどいないと思います。
親戚が営む電気店勤務時の展示品流れの代物なのですが、単三電池2個でおでこを冷やしてくれる、なかなかの代物です。
中学校の頃に部屋にクーラーがない中で勉強する際にはよく使用しており、皇徳寺へ遠征した際も身に着けて自転車に乗っていたりしていました。
展示品流れだけにディスプレイ用の値札も残っていて、19,800円だそうです。
・・・売れなかった理由が分かるような気がします。
もう1つは、マイコンブームの頃の遺物である、「ベーシックマスターレベル3MARK5」です。
さすがに自室には持ってきていませんが、カセットテープでプログラムを読み込むもので、「ボンバーマン」とか「バトルエース」、他にもポーカーや野球ゲーム(巨人vs中日)、ゴルフ、椰子の実落としなどがありました。
勉強ソフトもあって、「まんてんくん」やどこぞの塾が作った計算ソフトもありました。
今日ふと気になって検索してみたら、エミュレータがあるそうです。
ソフトは、一部幼児期の私が上書き保存してしまっていて破損しているものがありますが、カセットテープからデータを引き抜ければ、何とかなるかもしれません。
このベーシックマスターで遊ぼうとゲーム友達を呼んだのが1985年、幼稚園の時で、今の姿を先取りしすぎた「ハイテク幼稚園児」だったのかもしれません。
まあ、こんな私が言うのも変な話ですが、小さいうちに電子機器類に触れさせ過ぎると、機械扱いは得意になりますが、多少キレやすくなります。
人の愛情に包まれて、四肢を活発に使う遊びに徹する方がよいと思います。
姪っ子に会う際は、なるだけ電子機器類には手を出さないように気を付けます。