「風立ちぬ」を見に行く
前記事の通り、今日は風立ちぬを1,000円で見てきました。
友人2人とゲームで遊び、宅配ピザを平らげた後、TOHOシネマズ与次郎へ赴き、チケットを引き換えた後、指定のスクリーン&座席へ。
予約時点ではさほど埋まっていなかったのが、結構埋まってました。
1,000円で見られるということも手伝ってか、盛況だったように思えます。
飛行機好きの青年と、純朴な彼を慕う女性のストーリーを軸に、ジブリらしからぬ話の展開で、戦時中の飛行機に戦争ゲームをやっている身にはある程度の予備知識もあることも手伝って、主人公が熱心に打ち込む姿にすっかり感情移入してしまい、ヒロインとストーリーを紡いでいくあるシーンで、感情が湧き上がり、思わず涙してしまいました。
いろんなジブリ映画を見てきましたが、泣くのは初めてです。
終わり方もハッピーエンドではないような感じで、そのあたりも異例なことのような気がしますが、主題歌「ひこうき雲」を聴くに、また涙してしまっていたのでありました。
ひこうき雲を聴いていた中学の頃は、いろんな試練にぶつかっていた時期でした。
小6の時に新設学校が出来て古くからの友だちの大半と離れ、その年の夏に母を亡くし、中1で再び古くからの友だちと再会するも、翌年転校して再び離れる、という展開で、そんな時にこの曲を聴いていたため、最後の入院生活に入る前の母の思い出とヒロインの姿が深層心理で重なって、涙したんだと思います。
劇場を後にした後、友人二人と自転車で駆け回った所を車でたどってみました。
科学館から自宅近辺、皇徳寺、松元、伊集院と回り、日が暮れかかったところで立ち食いそば屋でそばをすすり、それぞれの家へ送って解散、という過ごし方でしたが、映画については多少強引なストーリー展開がみられる部分はあったものの、全体的に良かったと思います。
DVDが出る際は、緊縮財政の最中にはありますが、絶対買います。
まあ、現実あそこまでカッコイイ生き方ができれば幸せなのかもしれませんが、少なくともこの映画を見て泣けた人とは気が合うような気がしています。
友人二人は泣くまでに至らなかったようですし、私が単にすさむような生き方をしてきたのも影響しているのかもしれません。
いい作品に出会えたことに感謝です。
日を跨いだ15日の今日も、振り返ってみてはまた涙しておりました・・・。
ゲームのサントラを聴きながら思うところ、FF9のエンディングが現状を癒すのに一番いいようです。
FF9の場合、主人公がラスボスの1つ前の敵役キャラを助けに行き、その後数年間ヒロインの前から姿を消しており、演劇の最中姿を現す、という演出で、ハッピーエンドな終わり方をしています。
しばらくは衝撃からの解放に試行錯誤の日々になりそうです・・・が、やっぱり泣けます。
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