連投となる2014GWツーリング2日目の模様を記します。
太陽が早く顔を出した早朝5時15分過ぎに起床し、日光観光へ向かうべく親友の車で出発。
穏やかな天候の下、第二いろは坂を駆け上がり、えびの高原よりも高い中禅寺湖のほとりをさらに南へ。半月山展望台へ向かうゲートがちょうど開門となったため、前日の到着時点の状況を考えれば幸先のよいスタートとなりました。
足尾銅山跡を眺められる地点からさらに600mの山道を登ること18分。
眼前に美しい絶景が現れました。
眼前に広がるは中禅寺湖と男体山。
ツーリングマップルで訪れるべき景勝地の一つとして紹介されており、せっかくだからと早起きして行ったわけですが、この絶景はなかなか見られません。氷点下近くにもなる寒さと根雪も残る中、訪れてよかったと親友ともども思うのでありました。
しばらく滞在した後、下山するのですが、途中後ろを進む親友の様子を確認しようとして振り向いたら、右足を滑らせてしまい、危うく転落寸前でした。この時くいにつかもうとして右手を負傷してしまい、流血のままの下山となってしまいました。なかなか先が思いやられる展開でした。
気を取り直して、第一いろは坂で先行する熊谷ナンバーの軽自動車の後を進むのですが、初心者マークを付けている辺り、制限速度を下回る速さで進んでいる関係で、後続車がずらずらと並ぶ有様で、後ろからクラクションが鳴るほどでした。まあ、追い越し禁止と出ているため、運転する親友にいろいろと話をしつつ進み、ちょっとした直線があるところで2台の車が追い越して行きました。その瞬間の模様を写真に撮っており、当事者には自制を促すところです。ちなみにナンバーは宇都宮と柏でした。
続いて、華厳の滝を見に行きます。まだまだ午前8時台ということもあって駐車場には楽々停められ、エレベーターと通路を通って滝を見るのですが、ちょうど虹ができていて幻想的でした。
ここまでは順調でしたが、次の日光東照宮では駐車場が埋まり始めており、ギリギリ土産物店の駐車場に止めることができました。
地下通路を歩いて東照宮へ向かい、入場券も買って入るのですが、敷地が広いため、移動に時間を取られます。有名な「三猿」は、しっかりと写真に収めました。
もう一つ有名な眠猫はちょっと見ただけでしたが、なかなか可愛いものでした。
社殿も立派で、徳川家康公の偉大さがとても伝わります。
奥宮まで行ってしまい、そこの行列で時間を十分ほど取られ、そんなこんなで日光観光に使える時間が尽きてしまいました。
東照宮完全制覇は次回に回すことにして、土産を買った後は一路来た道を戻り、親友宅でバイクに乗る準備を終え、今夏の大隅での再会を約して親友宅を後にしました。
好天の宇都宮を宇都宮ICから後にして、東北道を南下、岩舟JCTから北関東道を西へ向かい、高崎JCTから関越道へ。所々インターを下りる車が路肩まで行列を作っていましたが、大きな混雑に至ることもなく、徐々に高度の高い所へ上がっていきます。雪が残る越後山脈の山々が迫ってきた頃、ついに関越トンネルに突入です。全長10km以上もあるトンネルだけに、走り抜けるのに6分ほどかかりましたが、トンネル好きな人間としてはとても悦に浸っておりました。
とは言え、予定より時間が押しているうえ、この日の宿泊地は18時までのチェックインを求めているところであり、門限には間に合わせなければならず、朝コンビニで買っていたおにぎり類を新潟県に入った塩沢石打SAで食べ、宇都宮出発時点で25分遅れだった時間調整がうまくいったところで、ようやく普通の状態で進んで行けます。
関越道とは六日町ICまでで、ここからほくほく線沿線にほぼ沿う形で魚沼丘陵や頸城山地を抜けて行きます。最初の難関は急カーブ5つを有するスノーシェルター道です。スノーシェルター自体は島根県を走った際に山間部で見たことがあったのですが、ここのスノーシェルターはヘアピンカーブを覆うように設置されていて、なかなかの圧迫感があります。難なくこけない範囲のスピードで抜け、十日町市に入ります。
ここで、名物のへぎそばを食べようと予定していたのですが、時間が押しているため、ご当地まで来て通販のお取り寄せでいいやということで、残念無念の通過です。そば好き人間には実に酷な展開でありました。
丘陵部を走るだけあって、ところどころトンネルがあって楽しく走れるのですが、おととし11月のほくほく線乗車時に眺めた景色のところを今回は走るわけですから、より楽しさ倍増といったところです。今回は、まつだい、虫川大杉の両駅の横をバイクで駆けて行きました。
上越市三ツ屋交差点で国道8号に合流、下源入交差点で去年のルートに合流します。交差点角のスタンドで去年給油していたのですが、今年もここで給油します。去年の店員さんとの会話の件をスタッフの方と話したのですが、今年も雪がまだ残っているとのことで、2年連続は珍しいようです。当然それなりに寒いですから、休憩所で上着を重ね着して、いよいよ上越ICから北陸道に入ります。トンネル26ヶ所連続も慣れたもので、快適に西へ向かいます。予定通り17時過ぎに福光ICで下り、ガソリンスタンドで再度補給。ただ、朝の山で怪我した部分の絆創膏がはがれかかっていたため追加で頂戴し、ちょうど地元で祭りがあるとのことで、その話などを聞いてスタンドを後にしました。
城端線の終点・城端駅界隈には神輿のようなものが何台も道端に置いてあり、合掌造りの宿の門限がもう少し遅ければ・・・と残念に思いつつ、険しい山道国道を南へ進みます。到着したのは、世界文化遺産に指定されている合掌造り集落の1つ・五箇山の相倉集落です。去年も宿泊地として候補に挙げていたところなのですが、ようやく今年は泊まることが出来ました。
日本各地からいらっしゃった他の宿泊客と親睦を深めて、22時には就寝したのでありました。
~この日の走行距離:471.5km~