2012GWツーリングその4~志布志⇒鹿児島(宮崎経由)

yochi

2012年05月08日 22:51

初めて近畿・中部地方へツーリング、という次第で【その3】までお届けしてまいりましたが、今回最終4日目【5/6】の模様を記していきたいと思います。


初めてのさんふらわあでの移動は、実に優雅なものであった。
まず、寝ながら大阪~志布志間を移動してくれる。
風呂もある(バスタオル持ち込みでお金を浮かす工夫はいるが)。
ご飯も好きなだけ食べられる(夕食1,500円)。
よく眠れた(真冬の国道九四フェリーのようなかなりの揺れもなし)。
バイク運賃込みの21,200円の価値は十分にあった(高速代+ガソリン代+宿泊費+移動疲れなし)。
また来年も使うことになるかもしれない。

なお、幼少の頃、諸事情で谷山港に接岸されていた初期型のさんふらわあに父に連れて来られたことがあった。(諸事情はウィキペディアに載ってますので興味のある方はご参照を。)
今のものよりも豪華で、記憶にある限りビリヤードがあり、ゲームコーナーも充実していたような気がする。
ラウンジも広々していたような気がする。
時が経ち、今や自らの意思で乗船するようになるとは、立派に成長したものである。

ようやく9時50分、下船準備に入り、志布志港に上陸した。
普通はそのまま東九州道へ戻って帰還するべきであるし、エンジンオイルが既に300km近く交換目処をオーバーしており、あまり長く走るべきではない。
ただ、どうしても宮崎に寄らねばならないイベントがあった。
まあ本来は、若干料金が高いもののすぐ行ける宮崎カーフェリーを使うべきだが、当初予定で【さんふらわあ】を予約していたため、慣らし運転第二弾以来の日南海岸走行と相成った。

天気も穏やかで、気持ちよく国道220号を進んでいく。
なお、前日までノースロットルでエンストを高確率で起こしていたエンジンが、この日に限って全くそのようなそぶりを見せずに無難なアイドリングぶりである。
フェリーの振動がバイクにいい影響を与えたと見るべきか、2日連続で大阪入りしたことで余分なつきものがとれたと見るべきかは判断しかねるが、先月の爆弾低気圧による転倒のダメージはこれでなくなったと見てよいだろう。

宮崎市内に入り、よく通っていた源藤交差点を過ぎ、会場となるみやざきアートセンターへ到着。
エヴァンゲリオン展が開催されており、そのために足を延ばしたのである。
名古屋の鉄道模型展、大阪のツタンカーメン展のいずれも見られなかったため、せめてもの寄り道である。
なお、ファンになったのは中高の頃の友人の影響は一切なく、テレビで新劇場版・序を見てからである。
ミリタリー関係に造詣のある自分にとって、世界観を理解するのも難しいものではなかった。
以来、映像作品は一通り目を通している次第である。

会場のエレベータは男女問わず結構乗り込んでいて、入口で入場料を支払って中に入る。
ぬり絵イベントも行われていたようで、幼稚園児などの絵も飾られていた。
ファン歴がそんなに長くないので、周囲から少しヲタク視されてないか気にしつつ、様々な展示品を見ていく。
一応新劇場版・破は初回版を持っているので、アニメ製作工程のところの中身は特典映像の中身と重なり、良く理解できた。
日本が誇る輸出産業の一つであるアニメーション文化の一つの軸なのだから、大したものである。

撮影OKな展示物もあったので、せっかくの記念にと撮影しておいた。

分からない人のために注釈を付けると、左からミサト、レイ、マリの制服になる。
なお、私は制服マニアでは一切ないので、あしからず。


ロンギヌスの槍。


エヴァンゲリオン初号機、主人公の騎乗機。

なんせ4日目は帰宅専用の行程のため、こうしたものしか写真がないのである。


かくして、この後出張営業中のエヴァストアでNERVキーホルダーとアスカ・レイ・マリのスリーショットのジグソーパズルを購入、帰路に就いた。
国道10号をしばらく進み、都城市で往路と同じ道に入り、再び国道10号で国分ICめがけて亀割バイパスを下る。
去年は大雨にたたられたうえ桜島フェリーが乗船待ちでUターン、壮絶な撤退劇を繰り広げただけに、ストレートに陸路撤収を図った。

自宅に帰還したのは15時40分過ぎ。
iPad2用のヘッドフォン探しと行きつけのお好み焼屋へ持ち帰ったばかりの土産を渡すため、少し遅くなった。
帰宅後真っ先に行ったことは、バイクのチェーン磨きである。
去年は雨の撤収後ということもあり、週末にさびと戦うことになってしまったのだが、今回は晴れた日中に帰ってきたというわけで、マフラー冷却時間稼ぎを兼ねたメンテナンスである。
チェーンクリーナーで汚れを落とし、ペーパーで汚れをふき取り、チェーンオイルをしっかり吹き付け、余分なところをふき取って出来上がりである。

こうして、4日間の充実したツーリングは幕を閉じた。
4日目の走行距離は263.3km、所要時間は5時間半程であった。

4日間の累計では、総走行距離1,882.2km、ガソリン総消費量80.72L(12,229円)、燃費23.31km/Lであった。
燃費が低いのは前述の暴風による転倒に原因があるものと思われる。
風が吹き抜けやすいところでは、なるだけ平行に停め、余計な支出にならないようにご留意願いたい。


今年は和歌山に赴くことに成功、来年は、能登半島が主目標となりそうなものの、天候と気温次第であるが、事故なく1年を過ごしたいものである。
~完~

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