実家で父の自己破産決定報告以来10年振りに聞いた話が…

yochi

2012年06月06日 15:31

クレジットカードの話を書いた翌日(すなわち昨日)、免許更新も近いことから散髪がてら、実家に転送届が効かない荷物を回収しに戻ったのですが、実家の名犬は一切吠えることなく、平和なものでした。

荷物を見てみると、前職のブラック企業の住所が送り先になってしまっており、メーカー卸直販の通販は、会員情報変更機能が効かないため、住所変更で不便になるから自宅へ届けるようにしないといけないと反省した限りでしたが、実家からの引越しで実害もなく済んでよかったと言うべきでしょう。

が、父が外にも聞こえる音響でカラオケに没頭しており、一体何なんだこの状況は、と思いつつ、顔を出しました。
普通は話が多少長くとも立ち話で終わるのですが、今回は上がれ(注・実家は構造上母屋と離れに分かれており、父は離れ住まい)というわけで、上がりました。

高校の頃はよくここで説教をくらい、エッチなビデオをこっそり見るべく侵入して、父が戻ってきたはいいが肝心のビデオがビデオデッキ(昭和50年代製)がトラブって本体から出てこず、火事場のクソ力でこの修羅場を乗り切った舞台となるなど、良くも悪くも記憶に残る場所なのですが、最近では2002年の父の自己破産報告以来というわけで、かなり良くない話が出てくる、そういうわけです。
まあ、伏線があって、日曜の夜、寝付けないでいるところに珍しく電話があったため、火曜日に顔を出すとは言っていたものの、さてさてナンジャラホイ、と構えつつ定位置に座りました。

で、内容が妹夫婦の離婚危機という、こりゃまた破天荒な内容が飛び出し、旦那が浮気したのか?
あるいは金を使い込んだのか?
疑問が沸きまくりでした。

現状について、義弟が実家へ逃亡し、妹とめい2人の計3人が自宅住まい、という状況だそうです。
さすが我が妹、とある高校でこの兄を越える生徒会長を引受、既に中古ながら自宅もローン無しで買ってしまう腕っ節、義弟の居場所を無くしてしまうのもうまい・・・って、ちょっとこれは問題です。
その他いろいろ話は聞きましたが、先方の実家の理解もあり、時が経てば解決すると見られますが、10年前の修羅場の当事者と15年前の修羅場の当事者二人で一致した意見は、【男は懐が深くなくてはならない】、ということです。

共同作業ですから、車やバイクのようにいつもアクセルやスロットル全開、というわけにはいきません。
周囲の状況を判断して加減速するのはもちろんのこと、時に立ち止まってみることも必要です。
最近はオートマ車がほとんどですが、マニュアル車のようなクラッチで【加減】を考えておく必要があります。


その他、話が飛躍しまくって相続に関する件で、祖父が某地方都市の限界集落を超えた消失集落に遺した土地・建物に関して、大半の親族が放棄して、事実上固定資産税を払っているのが父だけとのことですが、まともに手続きはなされていないようです。
万一の時に担税力がない場合は放棄して国有地に返上してもよいということでしたが、こういう経済状況では我が家の他にももっとこうした事例が増えてくるかもしれません。

まあ私としては父祖代々の土地を手放すことなど考えず、タケノコとボンタンが採れる豊かな山林を後世へ引き継ぐことが使命だと考えています。
地理偏差値92野郎として、国土保全は国民の義務、そう思いますがいかがでしょうか。

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