自動車取得税(普通車5%)が、消費税増税に伴って負担増になるという理由から10%増税時に廃止される見通しとなり、その代わりの財源手当てとして狙われたのが軽自動車税のわけですが、今日、最終的な内容が決定しました。
軽乗用車については、自家用が2015年4月以降に買った車について1.5倍の1万800円(+3,600円)に増税される、とのことです。
営業用については800円しか上がらない(3,800円)らしいのですが、元の水準が低いですから仕方ない気もします。
でもって納得いかないのが、バイク。
乗用車は今乗っている車については税額据え置きですので、手放さない限りは増税にはなりませんが、バイクは違います。
怒っている理由【1】:今乗っているバイクであっても増税!!
乗用車は前述の通り現状維持の人には現状維持ですが、
バイクは問答無用で増税!!→12/12に修正され、乗用車と同様に2015年4月以降に購入したバイクからが増税対象となりました。買い換えるなら来年度いっぱいがチャンスと言えますが、いい車種も増えてますので、いいバイクを見つけてください。(12/12 PM11:02加筆・修正)
原則1.5倍とのことですが、50cc以下の原付が倍増の2,000円にされてしまいましたので、原付二種(乙)で1,200円→1,800円となるのは考えにくく、原付二種(乙)が少なくとも2,000円以上、原付二種(甲)・125ccのシグナスX(03年式)は2,400円以上(今の軽二輪と同等水準)になる、と見込まれます。
なお、軽二輪のYBR250は3,600円(+1,200円)です。トータルで2,000円は下らない増税。
普通車もやっと来年初めて買えるかという自分に対してこの不公平感。
消費税は等しい比率で上がっても、維持費についてはわずかに差を詰めようとするこの醜悪さ。
自民・公明両党に票を入れたライダーは、全員総懺悔すべきです。情けない。
怒っている理由【2】:3年後の2016年度からは、新車登録から13年以上を過ぎた車に20%高い税金がかかる仕組みも取り入れる!
前述のシグナスXは、今月末で走行距離6万キロを達成する見込みの、相当年季が入る部類に入りますが、このままさらに3年乗り続けると、税額2割増しになるようです。
500円程度加算税、ということになるのでしょうか。
10年物ながらも、40km/Lを誇る素晴らしき隠れた名車だけに、何でもかんでも加算税というのは、あんまりではないでしょうか?
少なくともバイクには適用しないでもらいたいのです。
怒っている理由【3】:どう考えても、原付に2,000円は酷!!!
20歳(1999年)の時から軽自動車税を支払い続けてきましたが、原付は一貫して1,000円でした。
排気量で税額を考えますと、普通車が1,000ccで29,500円ですから、原付は50ccで1,475円≒1,500円が妥当な水準です。
まあ、この論理を当てはめれば、シグナスX等の125ccには3,750円が妥当で、YBR250等の軽二輪には7,500円が妥当、となります。
むしろ軽乗用車が660ccですから、19,470円≒19,500円に大増税するのが正解です。
あまりにも露骨な原付イジメ。
せめて電動バイクには免税くらいは欲しいところでした。
まあ、普通車も含めて全体的に消費税張りに排気量基準で課税してならすのが公平だと感じるのですが、いかがお感じになられますでしょうか。
9月に軽自動車が狙い撃ちと聞いて、バイクはどうなる!?と思って書いた記事の甲斐もなく、結果唐突感大のこの結末。
再度書きますが、自民・公明両党に票を入れたライダーは、全員総懺悔すべきです。喜んで増税に協力してください。