昨夏に教員に復帰して、もうすぐ今年度も終わります。
昨日は修了式ということで、生徒には修了証書を授与しています。
まず最初に引っ越し、そして未知の学校に足を踏み入れ、慣れるのにどれだけ時間がかかったことでしょう。
給食のルールも見よう見まね、生徒に接するのも手探りと、18年ぶりの現場復帰にどれだけリハビリを要したか思い返されるところですが、年度途中で異動となり、前任校の子どもたちの中には別れを惜しんで泣く者もおり、復帰して良かったというのが率直な感想でした。
私自身も、泣きました。
19年前には考えられないことです。
それだけ歳を取ったということなのでしょうか。
部活動にも本格的に取り組み、ある程度基本はできた感じです。
続いて、同僚の先生のお住まいのある校区で、お子さんが通っている学校に異動。
こちらでは、19年前に打診を受けるも、半年間縛りによってお断りしたあるミッションを引き受けることとなり、昔を思い出しつつ自己流に取り組んでみたものの、教科面では前任校での取り組みが生きて良かった反面、学級面ではまだまだ未熟な面もあって反省することが多々ありました。
事務作業も多く、保護者に電話もかける機会が多く、繁忙な環境を経験して、民間時代の劣悪さを知っている身としては許容範囲と、平静を装って職務遂行できましたけれども、やんちゃな子どもが少なくなく、対応に苦慮する先生方を見て、大変な状況も理解しました。
犯罪までには至っていなくとも、予備軍が少々いますので、今後に注意が必要かと考えているところです。
教室に入れない別室登校の子たちとは、いろんな支援をしてきましたが、来年度への種まきも終わり、徐々に改善が図られていくことを期待しています。
ただ、とある女子生徒から、18禁に近い言葉の意味を尋ねられた時はとっさに保健体育の教科書の語句を指で指しましたが、若い子たちに触れさせるにはまだ早い外来語もありますので、情報を扱う人たちには大勢の人の目に触れることに留意が必要だと感じました。
私は中学生の時に5人くらいの女子生徒から近づかれた経験がありますが、いずれもお断りしているほど18歳以下の女性に対し身が固いです。
こういうガードの固さが現場では欠かせません。
さて、来年度から「2年目」が始まります。
18年空けてやっとこさ1年分現場で仕事をしたことになり、昔携わらなかった学校行事にもいくつか携わりました。
給食指導、体育大会、文化祭、修学旅行と、いろんなことに取り組めて経験が少し積めました。
往時と違ってコロナ禍でしたが、来月からは原則マスク不着用です。
たまにインフルエンザ罹患者が出てくるものの散発的で、皆勤賞を取りやすくなれば元通りと言えるでしょう。
来年度の陣容については、これまでの経験を踏まえた本格型になっており、勉強のため本を数冊購入しています。
こういうことには事前準備が大切で、準備期間が1週間しかありませんので、円滑な環境構築に向けて苦心することになりそうです。
今年の反省を踏まえて、来年度はしっかり仕事をしたいものですが、教科面では「二刀流」になる見込みです。
テスト問題も2つ作ることになるようで、計画をしっかり立てて、健康を害さないように注意しつつ、下積み生活を続けていきます。