2023年08月18日
最低賃金が897円に上がって起こること
本ブログが謎のランキング11位に入ったタイミングでこの記事を書いています。
早ければ(異議申し立て等があると遅れるため)10月6日より南九州2県の最低賃金が897円となることが決まりました。
九州では福岡県が941円、佐賀県が900円、大分県が899円、長崎県と熊本県が898円ですので、北の方が高い状況になりますが、私がアルバイトを始めた1998年の最低賃金は579円でした。
54.9%増えたのは素直にうれしいものですが、あの時代の安月給15万円の日給が6,000円でした(15万÷25日)。
8時間労働で時給換算ですと750円になりますから、897円になると、最低日給(8時間の場合)は7,176円になります。
最低賃金の上昇は、日給の底上げにもつながります。
ただ、基本給の上昇とは必ずしもイコールではありません。
以前勤務していたブ○ック企業では、基本給が15万円で、それに役職・成果報酬手当と時間外労働手当(いわゆる見込み残業代)が上乗せされて2x万円でした。
時間外労働手当を除く支給額が最低賃金を上回っていれば違法にはなりませんので、辞めた時の退職金が22.5万円(基本給×1.5、勤続年数無視)で絶句でした。
ゆえにブ○ック企業呼ばわりしている次第ですが。
ハローワークでこの企業の求人を見てみると、今は総支給が28万円に上がっています。
私はこの額未満で課長職に就いていた次第で、なかなかひどい扱いですね、教員になって良かったと率直に思います。
18時半出勤、翌4時退勤なんて日程もありましたから、宿泊体験学習・修学旅行の引率以外で夜勤が無いのは良いものです。
低賃金の企業から高賃金の仕事への移動も増えてくるでしょうし、生徒たちが将来アルバイトする時にも同じ仕事でより多く稼げることにつながり、稼ぐ楽しみが見つかると将来の展望も変わってくることでしょう。
来年は900円台も視野に入ってきますし、仮に1,000円になると最低日給(8時間の場合)も8,000円になります。
まだまだ乖離がありますし、「同一労働同一賃金」の実現には程遠い面もあります。
何はともあれ、人手不足が続くうちはこの傾向が変わることはありませんので、経済状況の推移に注目です。
早ければ(異議申し立て等があると遅れるため)10月6日より南九州2県の最低賃金が897円となることが決まりました。
九州では福岡県が941円、佐賀県が900円、大分県が899円、長崎県と熊本県が898円ですので、北の方が高い状況になりますが、私がアルバイトを始めた1998年の最低賃金は579円でした。
54.9%増えたのは素直にうれしいものですが、あの時代の安月給15万円の日給が6,000円でした(15万÷25日)。
8時間労働で時給換算ですと750円になりますから、897円になると、最低日給(8時間の場合)は7,176円になります。
最低賃金の上昇は、日給の底上げにもつながります。
ただ、基本給の上昇とは必ずしもイコールではありません。
以前勤務していたブ○ック企業では、基本給が15万円で、それに役職・成果報酬手当と時間外労働手当(いわゆる見込み残業代)が上乗せされて2x万円でした。
時間外労働手当を除く支給額が最低賃金を上回っていれば違法にはなりませんので、辞めた時の退職金が22.5万円(基本給×1.5、勤続年数無視)で絶句でした。
ゆえにブ○ック企業呼ばわりしている次第ですが。
ハローワークでこの企業の求人を見てみると、今は総支給が28万円に上がっています。
私はこの額未満で課長職に就いていた次第で、なかなかひどい扱いですね、教員になって良かったと率直に思います。
18時半出勤、翌4時退勤なんて日程もありましたから、宿泊体験学習・修学旅行の引率以外で夜勤が無いのは良いものです。
低賃金の企業から高賃金の仕事への移動も増えてくるでしょうし、生徒たちが将来アルバイトする時にも同じ仕事でより多く稼げることにつながり、稼ぐ楽しみが見つかると将来の展望も変わってくることでしょう。
来年は900円台も視野に入ってきますし、仮に1,000円になると最低日給(8時間の場合)も8,000円になります。
まだまだ乖離がありますし、「同一労働同一賃金」の実現には程遠い面もあります。
何はともあれ、人手不足が続くうちはこの傾向が変わることはありませんので、経済状況の推移に注目です。