2017年04月28日
北海道鉄道旅行第二弾[2017]・2日目(4/23)
週の半ばまでは、旅行疲れで眠気が少々生じておりましたが、ようやく全快といったところです。
昨日は大隅半島を上空から眺めるという番組が放送されていたため、見てみたら、私の車が見えました。
住んでいる街を上空から見るのも面白いものです。
さて、いよいよ今回の北海道旅行の最終日、札幌市内観光の模様と帰路について記します。
起床は6時40分。
ホテルを出るのは8時前で大丈夫なのだが、やはり起床後半分眠いながらも風呂に入る。
冬の防寒装備着用も新千歳空港まで、リュック兼用キャリーバッグに収納するまではもうしばらくである。
ホテルのバイキング朝食を摂るのだが、昨年12月に航空自衛隊新田原基地航空祭に行った時に宮崎で宿泊したホテルと同じチェーンのため、献立はだいたい同じである。
しかし、悲劇は起こった。
料理を皿に盛ろうとした際、トレーが転落、大音響とともに飛び散る有様であった。
食べ物を粗末にしてはいけないという教育を受けた身としては、なんとことをしてしまったのだろうと情けなくなったものだが、ホテルの方の対応に心が救われた。
若いころは敬遠していたところだが、今はいいホテルチェーンだとつくづく感じる。
ホテルを7時55分に出発、すすきの電停を8:02に出る市電に乗ろうと向かうと、ちょうど電車がやってきていた。

すすきのの顔・ニッカウヰスキーの看板に別れを告げ、2015年12月に開通した西4丁目まで乗車する。
もともと、すすきの電停から西4丁目電停までは路線がつながっていたのだが、すすきののメインストリートには線路がなく、大回りで接続されていた。
それがメインストリートに線路が敷かれ、狸小路電停を挟んで接続されたのであった。
山手線や大阪環状線のように、環状線は電車の運行上非常に効率が良い。
実際、札幌市電は環状線になってから利用者が増えているそうである。
西4丁目電停には4分後に停車。

歩いて3分程度の距離なので、あくまで試乗程度なのだが、伊予鉄道、広島電鉄に次ぐ3つ目の路面電車乗車である。
次は熊本市電になりそうな気もするが、休みが少ないためなかなかゆとりのある旅行がしづらいのが悩みの種である。
ここからは歩いて大通公園を抜け、札幌市時計台へ向かう。
すすきのと札幌駅の中間地点に相当する場所で、途中さっぽろテレビ塔が視界に入った。

時間にゆとりがあれば行ってみたかったが、今回はパスとなった。
しばらく歩くと札幌市時計台が見えてきた。


朝早くから観光客が訪れて写真撮影をしている。
噂には聞いていたが、周囲がビル群に囲まれており、景観保全地区に指定するのも困難な状態ではあるが、新しき中にも古い歴史あるものが存在していること自体が大したことだと感じる。
札幌市時計台を後にし、大通駅から札幌市営地下鉄東豊線に乗って福住駅まで。
東豊線に乗るのはこれが初めてである。
日ハムファン及びコンサドーレ札幌サポーターなら、ほぼ全ての人が確実にこの路線に乗る。
札幌ドーム最寄り駅だからである。
が、この日は8時半過ぎ、野球もサッカーも試合はない。
日ハムはライオンズ戦で所沢に遠征中、コンサドーレ札幌も浦和レッズと埼玉スタジアムで対戦した翌日だからだ。
・・・両チームそろって埼玉県に遠征中というのも、なかなか奇遇である。
福住駅で羊ケ丘展望台行きのバスに乗り込む。
10人近く並んでいたが、無事に座れた。
帰宅してから知ったのだが、この路線はSUICAが使用できるとのこと。
札幌郊外の住宅街を走り、やがて羊ケ丘展望台バス停に到着。
一般の客は、入口で入場料を払うのだが、バスの客の場合、停留所に窓口があり、ここで入場料を支払う。
お代は大人520円。
停留所から目と鼻の先に、「Boys, be ambitious!!」でおなじみ、クラーク博士の銅像が目に入る。
元カノの修学旅行写真で見たことはあったが、現地で直にお目にかかるのはこれが初めてである。





羊ケ丘展望台の表札は写真で見たものより経年劣化が見られるも、同一のものであった。
その名前の通り、本来は羊の放牧場なのであるが、まだシーズン前なので、札幌市街地を眺めるのみであった。
西の方角に雪をかぶった山が見え、やはり北の大地は寒いものだと感じるに十分だった。
その後、土産を買いにオーストリア館へ。

1Fがカフェ、2Fが土産コーナーとなっており、定番のお菓子、レトルトカレー、ご当地限定のお菓子、さらにはクラーク博士にちなんだ品を購入してみたら、1.8万円もの勘定となった。
広島に行く時ですら、土産代は1万円もかからないので、北海道の物産の魅力もさることながら、なかなか南九州の人間には気軽に行けない土地ということも理由としてはあるのだろう。
おかげで来月の給料日まで追加でお金を下ろすことが確定してしまったのであったが、土産の半分をバッグに何とか押し込み、残り半分をバッグに括り付けて帰りの始発バスに乗車。
観光地と地下鉄の駅を結ぶバスではあるが、住宅地の沿線から続々と乗客が乗車して車内はかなり混雑した状態になった。
バスは4分遅れで到着し、ダッシュで福住駅に停車していた電車に乗れた。
福住駅からさっぽろ駅へ向かい、定刻通りに到着、乗り換え余裕時分は16分なので、エスタを抜けて札幌駅東改札口に出た。
ここで快速エアポート102号に乗り込み、荷物を荷棚に置き、事前に購入しておいた指定席に座ると、中国人の女性が隣の席に座り、ご飯を食べ始めた。
背後でも別の中国人男性が何やら大声で会話をしており、その話の内容に反応したか、前席の別の中国人女性がそちらの方を見ているような状況だった。
新千歳空港駅に到着し、奥の手荷物預かり所が空いているとの係員の誘導で荷物2つを難なく預け、土産と一緒にコートを入れておく。
お昼ご飯に、ドライブインいとうの豚丼を食べる。
厚い豚バラ肉に、うなぎの蒲焼のたれがかかり、山椒をお好みでかけて食べるというもので、とてもおいしくいただけた。
帯広にはまだ行ったことがない。
次回が道東になるのかどうかは未定だが、行けるかどうかは時間次第である。
正午過ぎのAIR DOの羽田行きに乗り込むが、またもや機長は中村氏とのこと。
前日の悪天候でも至って無難な運航だったことに安心していたため、たまに寝、たまに起き、外の景色を眺める。
全国的にはまだ雲がところどころ残る空模様だったため、断片的な感じであった。
定刻より10分ほど早く羽田空港に到着、羽田空港でも乗り換えは初めてで、係員に航空券を見せた後、奥のエレベーターから上の階に上がるよう言われ、移動してみると、前日通った場所に出た。
搭乗口54番に向かうと、前日の予想通りだった。
55番が札幌行き、56番が大分行きとなっており、列島の南北の接点のような感覚だった。
前回の北海道旅行と同じく、15時過ぎに飛び立つ飛行機で東京を後にし、鹿児島空港に17時過ぎに到着。
荷物は比較的まとめて出てきたため、早い内に退出することができた。
駐車券を財布に入れていたので、事前清算を行い、1,600円支払う。
車のところへ戻り、駐車場の出口で券を挿そうとしたが、勝手にバーが開いた。
どうやらナンバープレートを読み取る仕様になっていて、事前清算済のため、止める必要がないから開いたのだ。
少々拍子抜けしつつ、国道504号に沿って帰宅、ケンタッキーに寄ったため帰着は19時過ぎだった。
こうして在職中は難しいと思っていた北海道鉄道旅行第二弾も無事に終了、今まで組んだ計画の中で一番窮屈な日程なのであったが、何とかうまくいった。
天候が比較的安定しており、日本の交通機関が優秀だからだとつくづく思う。
次もまた北海道に行きたいところだが、休みと旅費の問題はもちろんのこと、交友関係などの状況で変化する。
今のところ確定しているのが、友人たちとの夏のドライブ旅行くらいのものである。
今年はツーリングですら予定が今の段階でも未定という、過去10年に一切無かった展開となっており、「北海道後」をどうするかはこれからである。
基本的に節制して、また次の機会をうかがうことが、今の自分にとっては最良の道と思う。
また北の大地へ足を踏み入れるその日が来るのが待ち遠しいものである。
昨日は大隅半島を上空から眺めるという番組が放送されていたため、見てみたら、私の車が見えました。
住んでいる街を上空から見るのも面白いものです。
さて、いよいよ今回の北海道旅行の最終日、札幌市内観光の模様と帰路について記します。
起床は6時40分。
ホテルを出るのは8時前で大丈夫なのだが、やはり起床後半分眠いながらも風呂に入る。
冬の防寒装備着用も新千歳空港まで、リュック兼用キャリーバッグに収納するまではもうしばらくである。
ホテルのバイキング朝食を摂るのだが、昨年12月に航空自衛隊新田原基地航空祭に行った時に宮崎で宿泊したホテルと同じチェーンのため、献立はだいたい同じである。
しかし、悲劇は起こった。
料理を皿に盛ろうとした際、トレーが転落、大音響とともに飛び散る有様であった。
食べ物を粗末にしてはいけないという教育を受けた身としては、なんとことをしてしまったのだろうと情けなくなったものだが、ホテルの方の対応に心が救われた。
若いころは敬遠していたところだが、今はいいホテルチェーンだとつくづく感じる。
ホテルを7時55分に出発、すすきの電停を8:02に出る市電に乗ろうと向かうと、ちょうど電車がやってきていた。

すすきのの顔・ニッカウヰスキーの看板に別れを告げ、2015年12月に開通した西4丁目まで乗車する。
もともと、すすきの電停から西4丁目電停までは路線がつながっていたのだが、すすきののメインストリートには線路がなく、大回りで接続されていた。
それがメインストリートに線路が敷かれ、狸小路電停を挟んで接続されたのであった。
山手線や大阪環状線のように、環状線は電車の運行上非常に効率が良い。
実際、札幌市電は環状線になってから利用者が増えているそうである。
西4丁目電停には4分後に停車。

歩いて3分程度の距離なので、あくまで試乗程度なのだが、伊予鉄道、広島電鉄に次ぐ3つ目の路面電車乗車である。
次は熊本市電になりそうな気もするが、休みが少ないためなかなかゆとりのある旅行がしづらいのが悩みの種である。
ここからは歩いて大通公園を抜け、札幌市時計台へ向かう。
すすきのと札幌駅の中間地点に相当する場所で、途中さっぽろテレビ塔が視界に入った。

時間にゆとりがあれば行ってみたかったが、今回はパスとなった。
しばらく歩くと札幌市時計台が見えてきた。


朝早くから観光客が訪れて写真撮影をしている。
噂には聞いていたが、周囲がビル群に囲まれており、景観保全地区に指定するのも困難な状態ではあるが、新しき中にも古い歴史あるものが存在していること自体が大したことだと感じる。
札幌市時計台を後にし、大通駅から札幌市営地下鉄東豊線に乗って福住駅まで。
東豊線に乗るのはこれが初めてである。
日ハムファン及びコンサドーレ札幌サポーターなら、ほぼ全ての人が確実にこの路線に乗る。
札幌ドーム最寄り駅だからである。
が、この日は8時半過ぎ、野球もサッカーも試合はない。
日ハムはライオンズ戦で所沢に遠征中、コンサドーレ札幌も浦和レッズと埼玉スタジアムで対戦した翌日だからだ。
・・・両チームそろって埼玉県に遠征中というのも、なかなか奇遇である。
福住駅で羊ケ丘展望台行きのバスに乗り込む。
10人近く並んでいたが、無事に座れた。
帰宅してから知ったのだが、この路線はSUICAが使用できるとのこと。
札幌郊外の住宅街を走り、やがて羊ケ丘展望台バス停に到着。
一般の客は、入口で入場料を払うのだが、バスの客の場合、停留所に窓口があり、ここで入場料を支払う。
お代は大人520円。
停留所から目と鼻の先に、「Boys, be ambitious!!」でおなじみ、クラーク博士の銅像が目に入る。
元カノの修学旅行写真で見たことはあったが、現地で直にお目にかかるのはこれが初めてである。





羊ケ丘展望台の表札は写真で見たものより経年劣化が見られるも、同一のものであった。
その名前の通り、本来は羊の放牧場なのであるが、まだシーズン前なので、札幌市街地を眺めるのみであった。
西の方角に雪をかぶった山が見え、やはり北の大地は寒いものだと感じるに十分だった。
その後、土産を買いにオーストリア館へ。

1Fがカフェ、2Fが土産コーナーとなっており、定番のお菓子、レトルトカレー、ご当地限定のお菓子、さらにはクラーク博士にちなんだ品を購入してみたら、1.8万円もの勘定となった。
広島に行く時ですら、土産代は1万円もかからないので、北海道の物産の魅力もさることながら、なかなか南九州の人間には気軽に行けない土地ということも理由としてはあるのだろう。
おかげで来月の給料日まで追加でお金を下ろすことが確定してしまったのであったが、土産の半分をバッグに何とか押し込み、残り半分をバッグに括り付けて帰りの始発バスに乗車。
観光地と地下鉄の駅を結ぶバスではあるが、住宅地の沿線から続々と乗客が乗車して車内はかなり混雑した状態になった。
バスは4分遅れで到着し、ダッシュで福住駅に停車していた電車に乗れた。
福住駅からさっぽろ駅へ向かい、定刻通りに到着、乗り換え余裕時分は16分なので、エスタを抜けて札幌駅東改札口に出た。
ここで快速エアポート102号に乗り込み、荷物を荷棚に置き、事前に購入しておいた指定席に座ると、中国人の女性が隣の席に座り、ご飯を食べ始めた。
背後でも別の中国人男性が何やら大声で会話をしており、その話の内容に反応したか、前席の別の中国人女性がそちらの方を見ているような状況だった。
新千歳空港駅に到着し、奥の手荷物預かり所が空いているとの係員の誘導で荷物2つを難なく預け、土産と一緒にコートを入れておく。
お昼ご飯に、ドライブインいとうの豚丼を食べる。
厚い豚バラ肉に、うなぎの蒲焼のたれがかかり、山椒をお好みでかけて食べるというもので、とてもおいしくいただけた。
帯広にはまだ行ったことがない。
次回が道東になるのかどうかは未定だが、行けるかどうかは時間次第である。
正午過ぎのAIR DOの羽田行きに乗り込むが、またもや機長は中村氏とのこと。
前日の悪天候でも至って無難な運航だったことに安心していたため、たまに寝、たまに起き、外の景色を眺める。
全国的にはまだ雲がところどころ残る空模様だったため、断片的な感じであった。
定刻より10分ほど早く羽田空港に到着、羽田空港でも乗り換えは初めてで、係員に航空券を見せた後、奥のエレベーターから上の階に上がるよう言われ、移動してみると、前日通った場所に出た。
搭乗口54番に向かうと、前日の予想通りだった。
55番が札幌行き、56番が大分行きとなっており、列島の南北の接点のような感覚だった。
前回の北海道旅行と同じく、15時過ぎに飛び立つ飛行機で東京を後にし、鹿児島空港に17時過ぎに到着。
荷物は比較的まとめて出てきたため、早い内に退出することができた。
駐車券を財布に入れていたので、事前清算を行い、1,600円支払う。
車のところへ戻り、駐車場の出口で券を挿そうとしたが、勝手にバーが開いた。
どうやらナンバープレートを読み取る仕様になっていて、事前清算済のため、止める必要がないから開いたのだ。
少々拍子抜けしつつ、国道504号に沿って帰宅、ケンタッキーに寄ったため帰着は19時過ぎだった。
こうして在職中は難しいと思っていた北海道鉄道旅行第二弾も無事に終了、今まで組んだ計画の中で一番窮屈な日程なのであったが、何とかうまくいった。
天候が比較的安定しており、日本の交通機関が優秀だからだとつくづく思う。
次もまた北海道に行きたいところだが、休みと旅費の問題はもちろんのこと、交友関係などの状況で変化する。
今のところ確定しているのが、友人たちとの夏のドライブ旅行くらいのものである。
今年はツーリングですら予定が今の段階でも未定という、過去10年に一切無かった展開となっており、「北海道後」をどうするかはこれからである。
基本的に節制して、また次の機会をうかがうことが、今の自分にとっては最良の道と思う。
また北の大地へ足を踏み入れるその日が来るのが待ち遠しいものである。
所用で中部地方へ行く
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Posted by yochi at 23:34│Comments(0)
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