2013年05月09日
2013GWツーリングその4~津⇒法隆寺⇒神戸⇒鹿児島
これまで3回にわたって執筆してきましたが、今回は4・5日目(5/5・6)の津駅から近鉄を利用しての伊勢神宮参拝と法隆寺、六甲フェリーターミナル&大分港を経ての帰路に至る旅程について記します。
6時30分の急行に乗って伊勢市まで行く計画であったが、目覚ましを5時40分にセットし、一度は起きた。
が、この2日間で1,200km程走っていたことに加え、前日のヘルメット騒動で疲れがピークに来ていたのであろう。
あろうことか目を覚ましたのが6時50分。
寝坊である。
というわけで、7時半に特急が来る、というわけで急ピッチで朝の支度を終え、鹿児島からずっと着用してきたヘルメットを部屋に置き、荷物をフロントに預けて隣接する津駅へ。
ヘルメットをホテルで捨てる人間など、年に数人いるかどうかだと思うのだが、まさかの展開でどうしようもなかったため、やむを得ない。
予定より1時間遅れの上、特急料金500円を払って乗ったのがコレ。
まあ急行よりも20分早く目的地へ着くため、正味40分遅れとなるが、致し方ない。
なお、伊勢鉄道のディーゼルカーも入線してきたため撮影した。

伊勢方面に向かう列車の中は人が多く、賑わっていた。
伊勢市駅で下車し、参道を歩くこと数分、去年12分遅れで追い返された外宮の入口に、1年ぶりに帰ってきた。


無事鳥居を幾度もくぐり、本殿へ。

今年一年も実りあるようと、来月で上半期も終わるのにそんな思いでお参りしたのであるが、引き続き、外宮前から出ているバスで内宮へと向かう。
予め410円の券を買い、満員御礼で吊革直行のバスに乗り込む。
揺られること十数分、内宮に着く。
ここから少し離れている野営場でテントに寝泊まりしていたのが小6の時なので、それ以来である。
なお、内宮の手前のバス停で運賃320円程度だったのに、少々距離が離れただけで410円になるとはボッタクリでは、と思いつつ、内宮に向かう。

人が多い。
五十鈴川を渡り、境内をあちこち回る。

不思議なもので、今までの雑念やら邪念やらが消え去り、泰然自若と言うか、落ち着いて事に当たれるようになった気がした。
伊勢神宮が本物のパワースポットであるからだと思うし、日本人の魂のよりどころである何よりの場所とも思う。

苦節22年、やっと参拝できて安堵しつつ、おかげ横丁を通ってみる。
福井でおいしかった牛串が、松坂牛バージョンで売られており、ついつい行列に誘われて買ってみた。
肉まんは普通だったし、牛串も650円する割に福井ほどおいしくなかった気がする。
味付けや好みの問題なのかもしれないが、肉質自体は満足しているので、興味がある方は一度召し上がってみてほしい。
その他、銀行なども和風の木造で店舗が立地しており、面白い。
猿田彦神社前から五十鈴川駅までバスで移動し、普通列車に乗り込む。

途中いろんな列車に追い抜かれながら、松坂駅で急行に乗り換えて、津駅に戻る。
まあ、乗り換えなくても数分遅れで着くのだが、ホテルで荷物を回収し、いよいよバイクにまたがるとともに新ヘルメットのデビュー戦である。
国道23号を南下して国道163号に入る。
途中、「喫茶南米」という、テレビの旅番組で出てくる「喫茶ぶらじる」をしのぐ名前の店に出くわす。
コロンビア豆のコーヒーなども置いてそうな感じで強いインパクトを受けつつ、伊賀路を進む。
正午を過ぎているにもかかわらず、新長野トンネル内は寒かったが、快適に西へ駆け抜ける。
中瀬ICから名阪国道に入り、一路西へ。
Ωカーブが有名と聞き、終盤にその箇所に差し掛かったが、150m半径のカーブでは60km/h程度が精一杯である。
無事に事故なく走り抜け、西名阪道に入る。
なお、余談だが、中学校の卓球部で、後輩からは「オメガ先輩」と呼ばれていた。
理由は、FF5の強敵・オメガのように怖い、ということかららしい。
閑話休題、事前設定ルートではこのまま神戸へ向かう、ということになっていたのだが、朝寝坊した割に津から先は予定より30分ほど早く行動できていた。
というわけで、法隆寺ICの標識を見て、急きょ法隆寺へ行くことにした。
「そうだ、(時間が空いたなら)法隆寺へ行こう」、という感じである。
車は多かったが、さほど滞ることなく駐車場へ入る。
法隆寺前に駐めているバイクは多かったが、誘導員氏の話では、正式ではないから保証しませんよ、と言う。
200円でOK、とのことだったので、その額を払って店裏の生活感あふれる敷地っぽいところへ駐める。
「信貴山なんかもいいですよ」と観光名所を教えていただいたのであるが、法隆寺以上に時間を取って行けるところはない、というわけで、今回はスルーとなった。
なお、信貴山は、戦国時代の梟雄の一人・松永久秀の居城があった場所でもある。
誘導員氏はこのことを知らなかったようだが、マニアックな人物なので致し方ない。
法隆寺は、五重塔が日本はおろか世界最古の木造建築として知られている。
作ったのは今も会社組織として現存する金剛組、だったろうか。
歴史の授業で教えはするも、どんな場所かは詳しく語ったことがないため、今回来ることができて良かった、と思いつつ中に入る。


聖徳太子がいた頃とさほど変わらない風景かと思うと、気が遠くなりそうになる。



各所で行列に並んで展示物を見てみたが、安穏とした時代だったのだろうと思いつつ、昔の人の思いやら思想やらを垣間見つつ、法隆寺を後にした。
再び法隆寺ICから西名阪道に入り、松原JCTから阪神高速に戻る。
大阪港線からは去年と全く同じで、今年も天保山JCTで湾岸線へ右車線から分岐しようにも、後続車が連なる羽目になってしまった。
カーブがきつい区間のため安全上仕方ないが、どうにも右から分岐するのは不得手である。
湾岸線を六甲アイランド方向へ進むが、海沿い道なので風が強い。
強風に耐えつつ、新神戸大橋を渡る際は驚いた。
橋のつなぎ目の溝が他の橋よりも広めで、タイヤが少し吸い寄せられたためである。
そんなこんなで六甲アイランドにあるフェリー乗り場に着き、乗船手続きも早々と終えて、乗船。
スタンダード個室だったが、窓がない分何とも言えないが、洗面が室内にある点はよかった。
20時前に明石海峡大橋の下を通ると聞き、展望デッキへ半そで姿で出たが、寒い。
5分ほどしばし神戸方面が渋滞する橋を眺めて、男湯へ温まりに行ったのであった。
翌朝は5時40分に起床。
単に、フェリー到着が6時20分なので、早く支度しないといけないためだったが、疲れは結構溜まっていた。
大分港を6時42分に出発し、国道10号&326号で北川まで。
毎度恒例の感があるが、天気の良い撤収はなかなかない。
今年は東九州道が北川からも乗れるようになっており、日向ICまで快適に進む。
そこから先も、都農ICが開通しており、そこから宮崎西ICまで進む。
宮崎を縦断する国道10号を延岡まで初めて走ったのが2002年のことなので、往時からすると快適になったことを痛感する。
宮崎西ICから国道10号を西へ進み、国道268号分岐点で、268号へ入る。
実は、ここから先は初めてなのである。
自社に去年秋まで野尻町出身者が勤務しており、懇意にしていたのだが、バイクで北浦町と野尻町と北部の谷合以外は全て走った、と語るも、なかなか野尻町を走ることがなかった。
というわけで、「コンビニが1店舗しかない」ことをこの目で確認すべく、進んでいくが、至って快適な道である。
普通に走り抜け、小林ICから宮崎道に入る。
意外だが、小林IC~えびのJCT間もまた初めて走る。
栗野ICで降り、友人が住む伊佐市へ向かい、毎度恒例のグラーツィエでスパゲティを食べ、曾木の滝へ行く。
さらに、旧曾木発電所跡が見られる、ということで、水が引いているダムの底にその姿を見た。
後はいつものように撤収し、15時20分過ぎに帰宅。
とりあえず、去年と違い今年は主目的地は全て回れた。
来年はまた、四国へ行きたいと思っているのだが、まだルートなどの中身は詰め切れていない。
状況に応じて臨機応変に、ということで今年については締めくくりたい。
6時30分の急行に乗って伊勢市まで行く計画であったが、目覚ましを5時40分にセットし、一度は起きた。
が、この2日間で1,200km程走っていたことに加え、前日のヘルメット騒動で疲れがピークに来ていたのであろう。
あろうことか目を覚ましたのが6時50分。
寝坊である。
というわけで、7時半に特急が来る、というわけで急ピッチで朝の支度を終え、鹿児島からずっと着用してきたヘルメットを部屋に置き、荷物をフロントに預けて隣接する津駅へ。
ヘルメットをホテルで捨てる人間など、年に数人いるかどうかだと思うのだが、まさかの展開でどうしようもなかったため、やむを得ない。
予定より1時間遅れの上、特急料金500円を払って乗ったのがコレ。

まあ急行よりも20分早く目的地へ着くため、正味40分遅れとなるが、致し方ない。
なお、伊勢鉄道のディーゼルカーも入線してきたため撮影した。

伊勢方面に向かう列車の中は人が多く、賑わっていた。
伊勢市駅で下車し、参道を歩くこと数分、去年12分遅れで追い返された外宮の入口に、1年ぶりに帰ってきた。


無事鳥居を幾度もくぐり、本殿へ。

今年一年も実りあるようと、来月で上半期も終わるのにそんな思いでお参りしたのであるが、引き続き、外宮前から出ているバスで内宮へと向かう。
予め410円の券を買い、満員御礼で吊革直行のバスに乗り込む。
揺られること十数分、内宮に着く。
ここから少し離れている野営場でテントに寝泊まりしていたのが小6の時なので、それ以来である。
なお、内宮の手前のバス停で運賃320円程度だったのに、少々距離が離れただけで410円になるとはボッタクリでは、と思いつつ、内宮に向かう。

人が多い。
五十鈴川を渡り、境内をあちこち回る。

不思議なもので、今までの雑念やら邪念やらが消え去り、泰然自若と言うか、落ち着いて事に当たれるようになった気がした。
伊勢神宮が本物のパワースポットであるからだと思うし、日本人の魂のよりどころである何よりの場所とも思う。

苦節22年、やっと参拝できて安堵しつつ、おかげ横丁を通ってみる。
福井でおいしかった牛串が、松坂牛バージョンで売られており、ついつい行列に誘われて買ってみた。
肉まんは普通だったし、牛串も650円する割に福井ほどおいしくなかった気がする。
味付けや好みの問題なのかもしれないが、肉質自体は満足しているので、興味がある方は一度召し上がってみてほしい。
その他、銀行なども和風の木造で店舗が立地しており、面白い。
猿田彦神社前から五十鈴川駅までバスで移動し、普通列車に乗り込む。

途中いろんな列車に追い抜かれながら、松坂駅で急行に乗り換えて、津駅に戻る。
まあ、乗り換えなくても数分遅れで着くのだが、ホテルで荷物を回収し、いよいよバイクにまたがるとともに新ヘルメットのデビュー戦である。
国道23号を南下して国道163号に入る。
途中、「喫茶南米」という、テレビの旅番組で出てくる「喫茶ぶらじる」をしのぐ名前の店に出くわす。
コロンビア豆のコーヒーなども置いてそうな感じで強いインパクトを受けつつ、伊賀路を進む。
正午を過ぎているにもかかわらず、新長野トンネル内は寒かったが、快適に西へ駆け抜ける。
中瀬ICから名阪国道に入り、一路西へ。
Ωカーブが有名と聞き、終盤にその箇所に差し掛かったが、150m半径のカーブでは60km/h程度が精一杯である。
無事に事故なく走り抜け、西名阪道に入る。
なお、余談だが、中学校の卓球部で、後輩からは「オメガ先輩」と呼ばれていた。
理由は、FF5の強敵・オメガのように怖い、ということかららしい。
閑話休題、事前設定ルートではこのまま神戸へ向かう、ということになっていたのだが、朝寝坊した割に津から先は予定より30分ほど早く行動できていた。
というわけで、法隆寺ICの標識を見て、急きょ法隆寺へ行くことにした。
「そうだ、(時間が空いたなら)法隆寺へ行こう」、という感じである。
車は多かったが、さほど滞ることなく駐車場へ入る。
法隆寺前に駐めているバイクは多かったが、誘導員氏の話では、正式ではないから保証しませんよ、と言う。
200円でOK、とのことだったので、その額を払って店裏の生活感あふれる敷地っぽいところへ駐める。
「信貴山なんかもいいですよ」と観光名所を教えていただいたのであるが、法隆寺以上に時間を取って行けるところはない、というわけで、今回はスルーとなった。
なお、信貴山は、戦国時代の梟雄の一人・松永久秀の居城があった場所でもある。
誘導員氏はこのことを知らなかったようだが、マニアックな人物なので致し方ない。
法隆寺は、五重塔が日本はおろか世界最古の木造建築として知られている。
作ったのは今も会社組織として現存する金剛組、だったろうか。
歴史の授業で教えはするも、どんな場所かは詳しく語ったことがないため、今回来ることができて良かった、と思いつつ中に入る。


聖徳太子がいた頃とさほど変わらない風景かと思うと、気が遠くなりそうになる。



各所で行列に並んで展示物を見てみたが、安穏とした時代だったのだろうと思いつつ、昔の人の思いやら思想やらを垣間見つつ、法隆寺を後にした。
再び法隆寺ICから西名阪道に入り、松原JCTから阪神高速に戻る。
大阪港線からは去年と全く同じで、今年も天保山JCTで湾岸線へ右車線から分岐しようにも、後続車が連なる羽目になってしまった。
カーブがきつい区間のため安全上仕方ないが、どうにも右から分岐するのは不得手である。
湾岸線を六甲アイランド方向へ進むが、海沿い道なので風が強い。
強風に耐えつつ、新神戸大橋を渡る際は驚いた。
橋のつなぎ目の溝が他の橋よりも広めで、タイヤが少し吸い寄せられたためである。
そんなこんなで六甲アイランドにあるフェリー乗り場に着き、乗船手続きも早々と終えて、乗船。
スタンダード個室だったが、窓がない分何とも言えないが、洗面が室内にある点はよかった。
20時前に明石海峡大橋の下を通ると聞き、展望デッキへ半そで姿で出たが、寒い。
5分ほどしばし神戸方面が渋滞する橋を眺めて、男湯へ温まりに行ったのであった。
翌朝は5時40分に起床。
単に、フェリー到着が6時20分なので、早く支度しないといけないためだったが、疲れは結構溜まっていた。
大分港を6時42分に出発し、国道10号&326号で北川まで。
毎度恒例の感があるが、天気の良い撤収はなかなかない。
今年は東九州道が北川からも乗れるようになっており、日向ICまで快適に進む。
そこから先も、都農ICが開通しており、そこから宮崎西ICまで進む。
宮崎を縦断する国道10号を延岡まで初めて走ったのが2002年のことなので、往時からすると快適になったことを痛感する。
宮崎西ICから国道10号を西へ進み、国道268号分岐点で、268号へ入る。
実は、ここから先は初めてなのである。
自社に去年秋まで野尻町出身者が勤務しており、懇意にしていたのだが、バイクで北浦町と野尻町と北部の谷合以外は全て走った、と語るも、なかなか野尻町を走ることがなかった。
というわけで、「コンビニが1店舗しかない」ことをこの目で確認すべく、進んでいくが、至って快適な道である。
普通に走り抜け、小林ICから宮崎道に入る。
意外だが、小林IC~えびのJCT間もまた初めて走る。
栗野ICで降り、友人が住む伊佐市へ向かい、毎度恒例のグラーツィエでスパゲティを食べ、曾木の滝へ行く。
さらに、旧曾木発電所跡が見られる、ということで、水が引いているダムの底にその姿を見た。
後はいつものように撤収し、15時20分過ぎに帰宅。
とりあえず、去年と違い今年は主目的地は全て回れた。
来年はまた、四国へ行きたいと思っているのだが、まだルートなどの中身は詰め切れていない。
状況に応じて臨機応変に、ということで今年については締めくくりたい。
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