2011年05月04日
2011GWツーリングその3~
かなりの分量のため、3度に分けてお送りしておりますツーリング記録、これが今回のラストとなります。
かつてはメルマガで2度にわたってお届けするほど、分量の多さには一切の妥協なく、余すところなくリポートを書いてきておりますが、今回は松山から鹿児島への帰路に当たる3日目についてお届けします。
5/3、事前の天気予報でも九州は雨、四国も昼過ぎから雨ということで、九州の雨は毎度のことで致し方なしとしつつ、早いうちに帰宅しようと、8時過ぎに松山を出発しました。
国道56号を南へ南下し、伊予市から国道378号(愛称・夕やけこやけライン)に入ります。
愛称の通り、本来は夕方に走るととても風光明媚な土地なのですが、今回は九州への帰路ですので朝に走ります。
その2でもお届けした下灘駅のすぐそばを通り、信号もないので快適に走り抜け、八幡浜市保内町から佐田岬方向へバイクを進めます。
これまでは125ccの不十分な馬力で坂を上り下りしていましたが、250ccバイクの馬力はすばらしく、登坂車線もなんのその、普通に駆け上がります。
快適です。
三崎港を10:30に出航する便に乗れればいい・・・と思って、計画通り9:54に着いたのですが、バイクの先客がなんと31台も・・・。

写真がその時のものですが、撮影時刻が左上から時計回り順に10:15、11:15、12:15、13:15と、なんと3時間半待ちとなり、その間ただひたすら立ちっぱなしです。
学校の教員をしていた頃みたいな感じでしたが、普段座り仕事をしている身には健康づくりにもなります。
終盤、13時前からはポツポツと雨も降りだし、間一髪四国を後にしましたが、これで九州上陸時に雨になるパターンは2007年GW以来となりました。
フェリーの中ではipad2で天候の情報収集をし、18時以降南九州では雨がやむ、という予報が出ていました。
実際三崎港でかなり待たされ、18時過ぎに帰宅できるはずが21時過ぎにずれ込んでおり、雨が上がった段階で帰宅か、とその間の雨に警戒せねば、と緊張の中にありました。
バイクと雨の関係は相性が悪く、一旦高速走行で滑ってしまおうものなら死亡確率も格段と上がってしまいます。
ましてや夜間と組み合わさると最悪です。
とにかく事故死だけは避ける、その一点で残った時間は仮眠に充て、フェリー下船時にはカッパを着用し、準備万端にして佐賀関から国道217号に入り、一路鹿児島を目指します。
先行車が県外の【京都】ナンバーだったのですが、スピードが妙に遅く、雨の中ですからせめて普通に走ってくれと願いつつ、臼杵市でようやく呪縛から解放された後、いつも国道502号に入るための近道交差点の右折レーンに入りました。
これまでと違い、今までずっと目印であった明家書店が空き店舗になっており、向かいのパチンコ屋も解体更地にされていて、一瞬ここで合ってたかと焦りました。
長引く不況は、確実に地方都市からエネルギーを奪い去っているようです。
こうしてバイクにまたがって各地へ行くのは、観光目的のみならず、各地の実情や風土を実際に見聞し、それを把握することが狙いです。
鳥取でも、県庁からほど近いところなのにシャッター通りがあり、経済が沈滞している感を通った沿線それぞれを眺めて持ちました。
元気だったのは道の駅くらいで、他は苦戦、といったところでしょうか。
高速1,000円も来月でなくなるようですが、観光業がマイナスになって果たしてどんな影響が出てくるのか、懸念されます。
国道502号を吉四六さんの出身地・野津町で一旦国道10号に入り、再度豊後大野市方向へ国道502号を進み、ところどころ道路改良が進んでいることを実感しました。
豊後大野市三重町で国道326号に入り、宮崎へ向かいます。
延岡まではほぼ信号もなく、スムーズに走れる道なのですが、それゆえにスピードを出す車も多く、カーブで曲がりきれるか不安を感じつつも慎重に進めていきました。
途中の気温計が【13度】を指し示し、2006年の高知からの帰路、10号の宗太郎で見た【9度】に迫っており、より注意深く進めていくも、その先の県境付近で【11度】を示し、ずぶぬれのグローブにグリップヒーターを当てるので精一杯でした。
延岡に入ったのが17時前でしたが、雨は一向に降りやむ気配を見せず、国道10号をさらに南下していきます。
ガソリン補給は、警告表示から80km経った川南町で行いましたが、値段が驚きの147円/Lで、中国道のSAよりも11円安くなっていました。
宮崎市にも激安のスタンドが存在し、他社との競争もあってか宮崎県北一帯はこの値段でしたが、最後の燃料補給だけにあとは鹿児島まで何時に帰れるかになってきました。
高鍋から東九州道に入り、都城まで走ります。
雨がほぼ止んだため、途中宮崎PAでグローブの取り換えをし、かつて友人が住んでいた宮崎市清武町にある清武JCTから宮崎道へ入ります。
国道269号はYBR250の慣らし運転でも走ったところですが、並行して走る宮崎道の方がはるかに快適でした。
都城ICから国道10号に復帰したものの、途中の抜け道走行中にまた雨が降り出し、何とか曽於市まで戻ってきたものの、既に時計は19時半を回っており、ハイビームがロービームよりも見えにくいという欠陥ぶりをさらけだし、あわや対向車線はみ出し寸前までいきました。
余裕が出来たらライトを丸々交換せねばと気を取り直しつつ、速度抑制で東九州道の末吉財部ICに入ります。
慣らし運転では抜かれまくりでしたが、今回は一切そういうことなく加治木JCTまで無難に走りきり、霧島市国分に入る頃には雨もやみました。
後は九州道を鹿児島に向けてひた走り、事前に日向市の回転寿司に行った際にコインボックスに指宿スカイライン用の料金200円を詰めていたのをスムーズに放り投げ、今回のツーリングで鬼門になった谷山ICも無事通過、自宅に21:07に到着しました。
皇徳寺に設置している気温計は【13度】、2006年の帰路を否が応でも思い出してしまう撤収劇でございました。
今回の走行距離
◆1日目…896.9km
◆2日目…581.1km
◆3日目…426.4km
~計~1,904.4km
ガソリン代…8,938円(57.9L)
かつてはメルマガで2度にわたってお届けするほど、分量の多さには一切の妥協なく、余すところなくリポートを書いてきておりますが、今回は松山から鹿児島への帰路に当たる3日目についてお届けします。
5/3、事前の天気予報でも九州は雨、四国も昼過ぎから雨ということで、九州の雨は毎度のことで致し方なしとしつつ、早いうちに帰宅しようと、8時過ぎに松山を出発しました。
国道56号を南へ南下し、伊予市から国道378号(愛称・夕やけこやけライン)に入ります。
愛称の通り、本来は夕方に走るととても風光明媚な土地なのですが、今回は九州への帰路ですので朝に走ります。
その2でもお届けした下灘駅のすぐそばを通り、信号もないので快適に走り抜け、八幡浜市保内町から佐田岬方向へバイクを進めます。
これまでは125ccの不十分な馬力で坂を上り下りしていましたが、250ccバイクの馬力はすばらしく、登坂車線もなんのその、普通に駆け上がります。
快適です。
三崎港を10:30に出航する便に乗れればいい・・・と思って、計画通り9:54に着いたのですが、バイクの先客がなんと31台も・・・。

写真がその時のものですが、撮影時刻が左上から時計回り順に10:15、11:15、12:15、13:15と、なんと3時間半待ちとなり、その間ただひたすら立ちっぱなしです。
学校の教員をしていた頃みたいな感じでしたが、普段座り仕事をしている身には健康づくりにもなります。
終盤、13時前からはポツポツと雨も降りだし、間一髪四国を後にしましたが、これで九州上陸時に雨になるパターンは2007年GW以来となりました。
フェリーの中ではipad2で天候の情報収集をし、18時以降南九州では雨がやむ、という予報が出ていました。
実際三崎港でかなり待たされ、18時過ぎに帰宅できるはずが21時過ぎにずれ込んでおり、雨が上がった段階で帰宅か、とその間の雨に警戒せねば、と緊張の中にありました。
バイクと雨の関係は相性が悪く、一旦高速走行で滑ってしまおうものなら死亡確率も格段と上がってしまいます。
ましてや夜間と組み合わさると最悪です。
とにかく事故死だけは避ける、その一点で残った時間は仮眠に充て、フェリー下船時にはカッパを着用し、準備万端にして佐賀関から国道217号に入り、一路鹿児島を目指します。
先行車が県外の【京都】ナンバーだったのですが、スピードが妙に遅く、雨の中ですからせめて普通に走ってくれと願いつつ、臼杵市でようやく呪縛から解放された後、いつも国道502号に入るための近道交差点の右折レーンに入りました。
これまでと違い、今までずっと目印であった明家書店が空き店舗になっており、向かいのパチンコ屋も解体更地にされていて、一瞬ここで合ってたかと焦りました。
長引く不況は、確実に地方都市からエネルギーを奪い去っているようです。
こうしてバイクにまたがって各地へ行くのは、観光目的のみならず、各地の実情や風土を実際に見聞し、それを把握することが狙いです。
鳥取でも、県庁からほど近いところなのにシャッター通りがあり、経済が沈滞している感を通った沿線それぞれを眺めて持ちました。
元気だったのは道の駅くらいで、他は苦戦、といったところでしょうか。
高速1,000円も来月でなくなるようですが、観光業がマイナスになって果たしてどんな影響が出てくるのか、懸念されます。
国道502号を吉四六さんの出身地・野津町で一旦国道10号に入り、再度豊後大野市方向へ国道502号を進み、ところどころ道路改良が進んでいることを実感しました。
豊後大野市三重町で国道326号に入り、宮崎へ向かいます。
延岡まではほぼ信号もなく、スムーズに走れる道なのですが、それゆえにスピードを出す車も多く、カーブで曲がりきれるか不安を感じつつも慎重に進めていきました。
途中の気温計が【13度】を指し示し、2006年の高知からの帰路、10号の宗太郎で見た【9度】に迫っており、より注意深く進めていくも、その先の県境付近で【11度】を示し、ずぶぬれのグローブにグリップヒーターを当てるので精一杯でした。
延岡に入ったのが17時前でしたが、雨は一向に降りやむ気配を見せず、国道10号をさらに南下していきます。
ガソリン補給は、警告表示から80km経った川南町で行いましたが、値段が驚きの147円/Lで、中国道のSAよりも11円安くなっていました。
宮崎市にも激安のスタンドが存在し、他社との競争もあってか宮崎県北一帯はこの値段でしたが、最後の燃料補給だけにあとは鹿児島まで何時に帰れるかになってきました。
高鍋から東九州道に入り、都城まで走ります。
雨がほぼ止んだため、途中宮崎PAでグローブの取り換えをし、かつて友人が住んでいた宮崎市清武町にある清武JCTから宮崎道へ入ります。
国道269号はYBR250の慣らし運転でも走ったところですが、並行して走る宮崎道の方がはるかに快適でした。
都城ICから国道10号に復帰したものの、途中の抜け道走行中にまた雨が降り出し、何とか曽於市まで戻ってきたものの、既に時計は19時半を回っており、ハイビームがロービームよりも見えにくいという欠陥ぶりをさらけだし、あわや対向車線はみ出し寸前までいきました。
余裕が出来たらライトを丸々交換せねばと気を取り直しつつ、速度抑制で東九州道の末吉財部ICに入ります。
慣らし運転では抜かれまくりでしたが、今回は一切そういうことなく加治木JCTまで無難に走りきり、霧島市国分に入る頃には雨もやみました。
後は九州道を鹿児島に向けてひた走り、事前に日向市の回転寿司に行った際にコインボックスに指宿スカイライン用の料金200円を詰めていたのをスムーズに放り投げ、今回のツーリングで鬼門になった谷山ICも無事通過、自宅に21:07に到着しました。
皇徳寺に設置している気温計は【13度】、2006年の帰路を否が応でも思い出してしまう撤収劇でございました。
今回の走行距離
◆1日目…896.9km
◆2日目…581.1km
◆3日目…426.4km
~計~1,904.4km
ガソリン代…8,938円(57.9L)
所用で中部地方へ行く
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Posted by yochi at 15:55│Comments(0)
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