2012年11月29日
古都を目指して~鉄道旅行2012・2日目(直江津~八王子)
【11月24日】
5時半過ぎに起床し、前日山形で土産を買った際におまけでもらった一口サイズのクランチチョコレートをパクリと食べ、これが朝食(仮)となった。
これで13時過ぎにゴーゴーカレーで昼食を採るまで持つのかと思いつつ、前日に引き続いて冷たい雨の降る中を6時15分過ぎにホテルを出立。
目の前の直江津駅から信越線の普通列車が待っていたので、乗り込もうとするが、ドアは開いていない。
ボタンもなく、よくよく見ると手で開けて乗るように書いてある。
手動で自動ドアを開けることはあまりなく、寒冷地を走る列車は面白いものだと感じつつ、誰もいない車両に入った。
直江津駅は、信越線と北陸線が交わる箇所にあり、交通の要所である。
歴史好きな身としては、春日山城跡に足を延ばしたかったが、今回は列車の便の関係でお預けである。
なお、来年2013年のGWツーリングでは、ここ上越市まで愛車YBR250で鹿児島から駆けてくる計画となっている。
また半年後の再訪を誓いつつ、6:26、直江津駅を自分以外乗客が誰も乗車していない列車で後にした。
直江津~越後湯沢間は、北越急行ほくほく線の列車も走行する区間であり、所有する列車運転シミュレーションゲーム【電車でGO!2】【電車でGO!プロフェッショナル】でも模擬運転体験ができる。
ゲームで興味を持ったため、わざわざ新幹線沿線から外れた直江津までやってきたのは、ほくほく線に乗ってみたかったからなのである。
ただ、乗車している列車は信越線の長岡行き普通列車であり、ほくほく線に向かうには2駅先の犀潟(さいがた)駅で乗り換える必要がある。
しかし、既にゲームでシミュレーションしていたために想定していたのが、乗車列車は1番ホーム、乗り換えるほくほく線列車は2番ホームに止まっている。
到着は6:35、ほくほく線の発車は6:38であり、乗り換え時間3分で跨線橋を駆け上がらねばならない。
朝一で大ハードだなと思いつつ、列車は犀潟駅に入線。
運よく跨線橋すぐ近くで済み、例によってドアを手動で開けて、駆け足で跨線橋を上がり、下りも滑らぬよう注意してほくほく線六日町行き普通列車に乗り込む。
終点なので、途中駅でドアが開かない2両目に座り、犀潟駅が一時的に3ホーム全て車両で埋まった瞬間を見て満悦した後、発車。
電車でGO!と雰囲気が同じであり、よく乗ったような気になりつつ雪国の家などを車窓から観察する。
屋根の上に棒のようなものが何本か平行に並べられており、雪おろしの際に人が乗っても滑り落ちないよう支えるために設けられているものなのだろう。
他にも、道路側の屋根は急で、庭側には緩やかになっており、近隣への配慮も見て取れる。
見知らぬ土地を旅するのもまた旅情をかきたてられるものである。
ほくほく線は、長大トンネルがいくつかあり、さらにその中に駅があるものもある。
美佐島駅もその一つで、YouTubeで見てみたが、160km/hで走行する「特急はくたか」が通過する際は、すさまじい風圧で風の音がすごかった。
普通列車なので、さほどの風圧はないが、いざ実際に現地へ行ってみると、ちゃんと乗客がいることに驚いた。
時間があればモグラ駅探検をするのも悪くないが、今回は見送りである。
六日町駅に到着し、上越線普通列車に乗り換え。
さすがにスキー場が沿線にある地域だけに寒さもひとしおで、遠くに見える越後山脈には雪も積もっていた。
雪国の冬も到来近しといった趣である。
越後湯沢駅で下車し、水上行きの普通列車に一旦乗るも、出発まで10分以上時間がある。
新幹線も止まる駅であるし、駅構内に売店があるに違いない、そう考えて改札口を出てすぐに売店を発見。
サンドイッチとおにぎり2つ、飲み物を買って電車に戻る。
なお、こちらの電車もドアは手動で開けないと乗れない。
一通り食べて落ち着いたところで8:13に越後湯沢駅を出発。
なお、通常は3両編成らしいが、この日は2両で運転しておりすみませんとの車掌アナウンス。
普通に座れているから問題なしといったところで、電車は高度を上げていく。
越後山脈の山並みをはっきり見え、線路わきに根雪、山並みにも数十m上空から上は雪が積もっており、さながら秋と冬の境界線上を電車が走っている感じである。
紅葉も美しいが、こういう景色もまた美しい。
やがて電車は川端康成の小説「雪国」にも登場する「長いトンネル」こと「清水トンネル」に差し掛かり、こうして新潟県ともお別れであり、関東平野に向けて電車は疾走する。
水上駅で九州では見慣れぬ107系電車に乗り込み、2009年の鉄道の旅でも立ち寄った高崎駅に向けてひた走る。
しかし、首都圏に近づくにつれ乗車人数も増えていき、沼田駅以降は完全に通勤列車状態になった。
景色が満足に見られない以上、旅情も何もあったものではない。
新前橋駅以降は両毛線電車乗車時にも乗っていた区間であり、駅名だけは覚えていた。
それにしても、1時間以上も座っているだけでお尻が痛くなるとは、2日目は疲労も溜まってくるものなのかもしれない。
高崎駅に到着後、八高線専用の3番ホームへ移動。
高麗川行きの普通列車に乗り込み、昼飯の目的地・八王子へ向けて進む。
関東平野に入ってからは天気も良く、背後から照りつける日差しが暑く感じられるほどであった。
途中駅でロングシートの向かい側に中国人系帰化人らしき3人組の親子が乗ってきたが、その中の女の子の話し方が芸能人のローラっぽくて、内心笑ってしまっていた。
旅先ではいろんなハプニングもあるものだ。
高麗川駅で20分近く川越線直通の普通電車到着を待つ。
空気は冷たいが、日差しがちょうどよい。
電車の中の暖房がバランスを悪くさせている気もするが、寒過ぎて風邪をひくのもよくない。
電車に乗り込み、八王子駅を目指す。
さすがに都市化していると思いきや、出発早々山の中へ。
関東平野の周縁部はまだまだ都会ではないものだと安堵しつつ、南へ下る。
途中拝島駅辺りの配線図を確認して、八王子駅に13:02に到着。
北口から歩いてすぐのゴーゴーカレーを目指すも、看板が目立っていない。
みんなの党の候補者が駅前で街頭演説をしている最中、友人に場所を調査してもらい、少し通り過ぎたことに気づく。
慌てて戻り、地下へ荷物を抱えたまま下りて食券を買ってウィンナーのエコノミーを食す。
鹿児島のと変わらない味がする。
この後近隣でちょっと買い物をした後再び大勢の人で混雑する八王子駅に戻り、横浜線普通列車に乗り込むのであった。
5時半過ぎに起床し、前日山形で土産を買った際におまけでもらった一口サイズのクランチチョコレートをパクリと食べ、これが朝食(仮)となった。
これで13時過ぎにゴーゴーカレーで昼食を採るまで持つのかと思いつつ、前日に引き続いて冷たい雨の降る中を6時15分過ぎにホテルを出立。
目の前の直江津駅から信越線の普通列車が待っていたので、乗り込もうとするが、ドアは開いていない。
ボタンもなく、よくよく見ると手で開けて乗るように書いてある。
手動で自動ドアを開けることはあまりなく、寒冷地を走る列車は面白いものだと感じつつ、誰もいない車両に入った。
直江津駅は、信越線と北陸線が交わる箇所にあり、交通の要所である。
歴史好きな身としては、春日山城跡に足を延ばしたかったが、今回は列車の便の関係でお預けである。
なお、来年2013年のGWツーリングでは、ここ上越市まで愛車YBR250で鹿児島から駆けてくる計画となっている。
また半年後の再訪を誓いつつ、6:26、直江津駅を自分以外乗客が誰も乗車していない列車で後にした。
直江津~越後湯沢間は、北越急行ほくほく線の列車も走行する区間であり、所有する列車運転シミュレーションゲーム【電車でGO!2】【電車でGO!プロフェッショナル】でも模擬運転体験ができる。
ゲームで興味を持ったため、わざわざ新幹線沿線から外れた直江津までやってきたのは、ほくほく線に乗ってみたかったからなのである。
ただ、乗車している列車は信越線の長岡行き普通列車であり、ほくほく線に向かうには2駅先の犀潟(さいがた)駅で乗り換える必要がある。
しかし、既にゲームでシミュレーションしていたために想定していたのが、乗車列車は1番ホーム、乗り換えるほくほく線列車は2番ホームに止まっている。
到着は6:35、ほくほく線の発車は6:38であり、乗り換え時間3分で跨線橋を駆け上がらねばならない。
朝一で大ハードだなと思いつつ、列車は犀潟駅に入線。
運よく跨線橋すぐ近くで済み、例によってドアを手動で開けて、駆け足で跨線橋を上がり、下りも滑らぬよう注意してほくほく線六日町行き普通列車に乗り込む。
終点なので、途中駅でドアが開かない2両目に座り、犀潟駅が一時的に3ホーム全て車両で埋まった瞬間を見て満悦した後、発車。
電車でGO!と雰囲気が同じであり、よく乗ったような気になりつつ雪国の家などを車窓から観察する。
屋根の上に棒のようなものが何本か平行に並べられており、雪おろしの際に人が乗っても滑り落ちないよう支えるために設けられているものなのだろう。
他にも、道路側の屋根は急で、庭側には緩やかになっており、近隣への配慮も見て取れる。
見知らぬ土地を旅するのもまた旅情をかきたてられるものである。
ほくほく線は、長大トンネルがいくつかあり、さらにその中に駅があるものもある。
美佐島駅もその一つで、YouTubeで見てみたが、160km/hで走行する「特急はくたか」が通過する際は、すさまじい風圧で風の音がすごかった。
普通列車なので、さほどの風圧はないが、いざ実際に現地へ行ってみると、ちゃんと乗客がいることに驚いた。
時間があればモグラ駅探検をするのも悪くないが、今回は見送りである。
六日町駅に到着し、上越線普通列車に乗り換え。
さすがにスキー場が沿線にある地域だけに寒さもひとしおで、遠くに見える越後山脈には雪も積もっていた。
雪国の冬も到来近しといった趣である。
越後湯沢駅で下車し、水上行きの普通列車に一旦乗るも、出発まで10分以上時間がある。
新幹線も止まる駅であるし、駅構内に売店があるに違いない、そう考えて改札口を出てすぐに売店を発見。
サンドイッチとおにぎり2つ、飲み物を買って電車に戻る。
なお、こちらの電車もドアは手動で開けないと乗れない。
一通り食べて落ち着いたところで8:13に越後湯沢駅を出発。
なお、通常は3両編成らしいが、この日は2両で運転しておりすみませんとの車掌アナウンス。
普通に座れているから問題なしといったところで、電車は高度を上げていく。
越後山脈の山並みをはっきり見え、線路わきに根雪、山並みにも数十m上空から上は雪が積もっており、さながら秋と冬の境界線上を電車が走っている感じである。
紅葉も美しいが、こういう景色もまた美しい。
やがて電車は川端康成の小説「雪国」にも登場する「長いトンネル」こと「清水トンネル」に差し掛かり、こうして新潟県ともお別れであり、関東平野に向けて電車は疾走する。
水上駅で九州では見慣れぬ107系電車に乗り込み、2009年の鉄道の旅でも立ち寄った高崎駅に向けてひた走る。
しかし、首都圏に近づくにつれ乗車人数も増えていき、沼田駅以降は完全に通勤列車状態になった。
景色が満足に見られない以上、旅情も何もあったものではない。
新前橋駅以降は両毛線電車乗車時にも乗っていた区間であり、駅名だけは覚えていた。
それにしても、1時間以上も座っているだけでお尻が痛くなるとは、2日目は疲労も溜まってくるものなのかもしれない。
高崎駅に到着後、八高線専用の3番ホームへ移動。
高麗川行きの普通列車に乗り込み、昼飯の目的地・八王子へ向けて進む。
関東平野に入ってからは天気も良く、背後から照りつける日差しが暑く感じられるほどであった。
途中駅でロングシートの向かい側に中国人系帰化人らしき3人組の親子が乗ってきたが、その中の女の子の話し方が芸能人のローラっぽくて、内心笑ってしまっていた。
旅先ではいろんなハプニングもあるものだ。
高麗川駅で20分近く川越線直通の普通電車到着を待つ。
空気は冷たいが、日差しがちょうどよい。
電車の中の暖房がバランスを悪くさせている気もするが、寒過ぎて風邪をひくのもよくない。
電車に乗り込み、八王子駅を目指す。
さすがに都市化していると思いきや、出発早々山の中へ。
関東平野の周縁部はまだまだ都会ではないものだと安堵しつつ、南へ下る。
途中拝島駅辺りの配線図を確認して、八王子駅に13:02に到着。
北口から歩いてすぐのゴーゴーカレーを目指すも、看板が目立っていない。
みんなの党の候補者が駅前で街頭演説をしている最中、友人に場所を調査してもらい、少し通り過ぎたことに気づく。
慌てて戻り、地下へ荷物を抱えたまま下りて食券を買ってウィンナーのエコノミーを食す。
鹿児島のと変わらない味がする。
この後近隣でちょっと買い物をした後再び大勢の人で混雑する八王子駅に戻り、横浜線普通列車に乗り込むのであった。
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